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風船
通りを足早に歩く人々の中に、風船を踏みました。

大きな音をたてて破裂し、驚いた・・というのでなく、破裂しなかったのです。

拳大よりも少し大きいくらいか、既にしぼみかけたものです。

次の1歩を踏み出す私の足を着くべき位置へと、風に吹かれてちょうど転がりこんできたというわけです。

ぐにゅっとかと突然変わる足元の感覚に、一体何事が起こったのだろうと若干焦りもしたかのう(-公-;)
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